電話占い詐欺被害者のまとめ口コミを公開

全国の占い師が味方になってくれる電話占いは、悩みを解決するうえでとても頼りになります。一方、「想定外の料金を請求された」「高額の商品を買わされた」など、詐欺被害の報告があるのも事実です。

悪質なサイトはごくわずかですが、詐欺の内容と対策を知っておいて損はありません。万が一騙されたとしても、異変に早く気づけば、それだけ被害を抑えられるはずです。

そこで今回は、危ないサイトの特徴や詐欺被害の体験談を紹介します。大切なお金や時間を守るためにも、ぜひ最後までチェックしてください。

電話占いは詐欺ばかり？

ほとんどの電話占いサイトでは、高い技術と豊富な経験をもつ占い師が有意義な鑑定を提供してくれます。占いも客商売である以上、利用者に「詐欺だ」「当たらない」と思われてしまったら、運営を続けられないからです。

確かに200を超えるサイトの中には、悪質なものも存在します。しかしそのようなサイトが人気を集めるはずはなく、自然に淘汰されていくでしょう。

そのため「電話占いは詐欺ばかりだ」と、恐れる必要はありません。むしろ大半のサイトは、相談者を第一に考え、健全な運営を続けています。

電話占いで詐欺被害が出やすいサイトの特徴

全体に対して少ないとはいえ、詐欺サイトは存在します。万が一利用してしまうと、お金や個人情報などを奪われてしまうので、その前に「危ないのでは？」と気づけるのが理想です。

そこで、詐欺の可能性が高い電話占いサイトの特徴を覚えておきましょう。その特徴とは、主に次のとおりです。

• 後払いがないサイト
• 安さを売りに出しているサイト
• 口コミの数が少ない
• 口コミの投稿日時が空いている
• 運営元が曖昧で会社を調べてもでてこない

1つずつ詳しく説明します。

後払いがないサイト

電話占いの決済方法としては、ポイントを事前に購入する先払いと、使った分だけ精算する後払いがあります。先払いと後払いにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良いというわけではありません。

しかし先払いしか対応していないサイトには、要注意です。実は詐欺サイトのやり口として、オープン直後に一気に稼いですぐに消えるというものがあります。

先払いは、お金を素早く集めるのに最適な手段というわけです。購入したポイントを使い切る前に、サイトそのものがなくなり、お金を持ち逃げされるかもしれません。

安さを売りに出しているサイト

安さばかりアピールするサイトにも注意しましょう。もし占い師の質に自信のあるサイトなら、的中率や満足度を前面に押し出すはずです。つまり低価格ばかり宣伝するのは、それ以外に魅力がないからだといえます。

詐欺サイトはお金を稼ぐのが目的なので、鑑定料金も高いと思われがちです。しかし鑑定料金そのものは安くても、祈祷料や仲介料などが追加されて高額になったり、そもそも個人情報の収集が目的だったりすることもあります。

安くても当たるサイトはあるものの、安さだけで選ぶのは危険です。

口コミの数が少ない

口コミの数は、サイトの信用度をはかる目安の1つです。口コミを書くのは、相談者にとって義務ではありません。

それにもかかわらずわざわざ口コミを書くのは、「占い師に感謝の気持ちを伝えたい」と思うほど、鑑定に満足した証拠です。

逆に言えば、口コミの数が少ないサイトでは、鑑定の質にあまり期待できません。お金や個人情報を集めるのが目的で、実際はほとんど営業していない可能性もあります。

「きちんと運営しているか」「鑑定のレベルは高いか」を見るためにも、口コミは必ず確認しましょう。

口コミの投稿日時が空いている

口コミを確認するときは、数だけではなく投稿日時もチェックしてください。詐欺サイトのやり口が広まるにつれて、「詐欺サイトは運営歴が短い」というイメージが浸透してきました。

だからこそ最近は口コミの投稿日時を捏造し、老舗を装う悪質なサイトも存在します。口コミの投稿間隔が妙に空いていたり、古いものしかなかったりする場合は警戒しましょう。

違和感があるときは、SNSやネット掲示板など、公式サイト以外の口コミを探してみてください。本当に長年運営しているなら、たくさんの口コミが見つかるはずです。

運営元が曖昧で会社を調べてもでてこない

ほとんどのサイトには、運営している法人の名称や所在地、責任者などが明記されています。なぜなら電話占いでは、特定商取引法にもとづき、事業者の氏名・住所・電話番号などを記載しなければならないからです。

そのため運営元の情報が書いていないサイトは、法律に違反しているので、当然ですが避けてください。

また万が一運営元について書かれていたとしても、それが文字ではなく画像の場合は要注意です。これは検索避けが目的で、会社名で検索されると困る事情があることを示しています。

占い以外にも詐欺を行っている可能性があるので、使わないほうがいいでしょう。

電話占いの詐欺被害者の体験談

電話占いの詐欺被害の主な相談先としては、独立行政法人「国民生活センター」と、全国各地の「消費者センター」があります。国民生活センターによると、占いサイトやアプリに関する相談は、年間1,000件以上寄せられているそうです。

中には「登録後に迷惑メールが届いた」という軽微なケースもあれば、「数百万円以上をつぎ込んでしまった」という深刻なケースもあります。電話占いを利用するなら、詐欺サイトの巧みな手口は知っておくべきです。

ここでは、体験談の一部を紹介します。

広告表記と違う内容で占われた

霊視やチャネリングなどは、占いの中でも特に人気のある占術です。そのため「霊感のみ」の鑑定をアピールするサイトや占い師も数多く存在します。

しかし体験談では、「カードを切る音がした」「生年月日や氏名を聞かれた」など、実際は他の占術を使っているケースが報告されていました。

占い師によっては、霊視に他の占術を組み合わせることもあります。タロットや占星術などの視点を取り入れることで、霊視の精度が上がる人もいるからです。

しかし「霊感のみ」と明確に謳っているなら、他の占術を使うのは広告詐欺といえます。

不安を煽って物販を買わされた

「買わなければ不幸になる」と脅されて、100万円以上のパワーストーンを買わされた事例もありました。当然ですが、まともなサイトではこのようなセールスは禁止です。そのため物品を購入させる前には、占い師からサイト外へ誘導されることもあります。

商品購入に限らず、占い師と直接の取引を持ちかけられたときは要注意です。祈祷料や除霊費用として数百万円を請求されるかもしれません。

本来なら電話占いで支払うのは、鑑定料金と通話料のみです。プラスアルファの支払いを求められたときは、よく考えましょう。

無料だと思ったのに後日請求があった

初回特典の無料鑑定は、サイトや占い師を試すうえでとても役立ちます。しかし一方で、「無料の占いアプリをインストールしたが、無料なのは最初の3日間だけだった」「無料時間だけ利用するつもりが、なかなか電話を切れず、高額な料金を請求された」など、トラブルも絶えません。

無料でも、氏名・生年月日・メールアドレスなどの個人情報の登録には慎重になりましょう。

ただしこれらのトラブルの中には、相談者が初回特典の条件を正しく理解していなかったせいで起こったものもあります。サイトのルールは、必ず確認してくださいね。

鑑定の引き延ばしにより高額請求があった

時間に応じて料金が生じる電話占いでは、引き延ばしは手っ取り早いお金儲けの手段です。電話を切ろうとすると引き止められたり、「続きは次回に」と言って肝心なことを教えてくれなかったりするのは、引き延ばし狙いなのかもしれません。

ただ引き延ばしだと分かっていても、「今やめたら幸せは来ない」「これまでに使ったお金が無駄になる」と占い師に言われて、お金を払い続けてしまったケースも多数報告されていました。

しかし詐欺を証明できれば、支払ったお金は訴訟で取り返せる可能性もあります。万が一このような状況に陥ったら、勇気を出して中断して、専門機関へ相談しましょう。

何度も有料でメールをやりとりされられた

電話占い後のアフターメッセージやメール占いにおいて、返信を求められたときは注意してください。「無料だと思って返信したのに、実は有料だった」「やりとりをやめられず、高額の請求が来た」など、さまざまな事例が報告されていました。

占い師から催促があると、「返信しなければ不幸になるのではないか」と焦りや不安を感じますよね。しかし本来ならメール鑑定やアフターメッセージは、その1通で完結するものです。

さらなるやりとりを求められたときは、無視して構いません。

電話占いで詐欺という被害者の口コミ

レディスピ・ウラスピ・5ちゃんねるなどのネット掲示板には、電話占いに関する口コミが多数投稿されています。サイトには掲載されない生の声を見ることができるので、サイトや占い師を選ぶうえでとても参考になるでしょう。

その中には残念ながら、詐欺被害の報告もありました。国民生活センターの体験談と同様に、いくつか頭に入れておくといいでしょう。

1分5,250円や10,500円の超高級電話占いで、知人が被害に遭いました。どう考えても霊感商法なのに…。不思議なことに、料金が高ければ高いほど良いように見えてしまうらしいです。鑑定の途中で御真言と祝詞を唱え出して、終了後に祈祷料を請求するというパターンでした。その知人は今、電話占いで作った借金の返済中です。

私も、一般論しか言われませんでした。しかも「あなたのために」とか言い出して、途中でお経を読み出したんです。「短いですから」と言っていたのに長々とやられました。実家がお寺なので、この占い師のお経がいかに下手で棒読みで、心が入っていないかなんて丸分かりです。「もう結構です」と言ったのに、「あと少しで終わります」と続けられました。引き延ばしなのは明らかですね。

最初の霊視では当たり障りのない回答で信用させてから、高額な施術を勧めてきます。それでも迷っていると、「今なら半額になる」と言われて、思わず購入してしまいました。今思えば、本当に馬鹿ですね。「購入後の連絡やアフターサポートはLINEで行う」と言われて連絡をとっていたのですが、予定の期日を過ぎても何も起こらず問い合わせたところ、最終的にはブロックされました。

電話占いの詐欺に合ってしまった時

万が一高額請求や個人情報漏洩などの被害に遭ったときは、国民生活センターに相談しましょう。

まずは、国民生活センターの消費者ホットライン「188（いやや！）」に電話をかけてください。郵便番号や住所地を入力することで、最寄りの消費生活センターまたは市区町村の消費生活相談窓口へつないでくれます。

この消費者ホットラインは、年末年始(12月29日〜1月3日)を除き、毎日利用可能です。ただし相談できるかどうかは、最寄りの相談窓口の営業時間によります。相談窓口の営業時間は、おおむね次のとおりです。

平日	9時～17時
土日・祝日	10時～16時
電話番号	188

消費生活センターは全国に約800か所以上設置されているので、窓口へ直接行ってみるのもいいでしょう。国民生活センターや消費生活センターでは、詐欺に対して今後どのように対応すべきか教えてくれます。

単にアドバイスをくれるだけではありません。例えばADR（裁判外紛争解決手続）では、国民生活センターが仲介者となって相手業者と交渉してくれます。

数々のトラブルを扱ってきた専門の相談員が対応してくれるので、恥ずかしがらずに被害の内容を伝えてください。

電話占い被害には専門の弁護士へ連絡

国民生活センターや消費生活センターの力を借りても解決できないときは、弁護士の出番です。近年、ネット上のトラブルに強い弁護士も増えてきました。

無料の窓口を設置しているところも多いので、まずは電話やメールで相談してみましょう。訴訟までいかなくても、弁護士を挟むことでサイト側の態度が変わることもあります。

またクレジットカード決済を利用したなら、カード決済代行会社に働きかけるのも1つの手段です。詐欺の証拠を揃えてカード決済代行会社に相談すれば、事実調査を行ってくれるでしょう。その結果、請求の取下げや返金をしてくれるかもしれません。

弁護士やカード決済代行会社に相談しても解決しないときは、いよいよ裁判です。お金や時間がかかると思われがちですが、少額訴訟なら1日で審査が終わります。弁護士の意見を聞きながら、最適な手段で訴訟を進めてください。

少額訴訟と民事訴訟どちらにおいても大切なのは、証拠です。電話占いサイトを退会する前には、メールや決済履歴などを残しておくといいでしょう。

電話占い詐欺被害のまとめ

電話占いサイトのほとんどは、占い師の教育を徹底し、健全な運営を心がけています。しかしそれでも、詐欺サイトが存在する可能性は否定できません。

そのため少しでも「怪しい」と感じたら、利用を中断しましょう。万が一詐欺被害に遭ってしまったときは、国民生活センターをはじめとする専門機関へ相談してください。早急に対応すれば、奪われたお金を取り戻せるかもしれません。

しかしそもそも詐欺サイトには、最初から近づかないのがベストです。各サイトを入念に調査したうえでのランキングを見たり、運営元の信頼度が高い大手サイトを選んだりすることで、危ないサイトを避けられます。

当サイトもランキングと大手サイトをそれぞれまとめているので、ぜひ参考にしてください。